Mantarou Holla

IG Mantarou Holla

@fudatzkee

Share Tweet
83
Ranking
11,931
Posts
37,329
Followers
3,729
Followings
mantaro holla 🇯🇵 DABO aka @fudatzkee Japanese Rap Artist / Feel No Pain - 東京弐拾伍時 - Nitro Microphone Underground 🔊🎶💴🎤😎📱👯🎶🔊 www.fnp.tokyo | linkco.re/EbYQgMSR |
Loading...
Loading Mantarou Holla data from Instagram. Please wait...
@fudatzkee : 人は忘れる。語り継ぐことをやめた時それはなかったことになる。そこにあったモノや場所、人。忘れられてたまるか。死ぬまで語ろう。ウラちゃんマキくん喜んでるよ? #Repost @djurata ・・・ 5年もの歳月が経った。今日は親愛なるMAKI THE MAGICさんの命日だ。 よく氏から「キミの文章はまだまだだ」とダメ出しされていた自分にとっては、現世の宿題のようなものとして、いつか心からのMAKIさんについての文章を書いてみたい。 そんな風に数年前からずっと考えていたので、この節目の日に記しておきたいと思う。 それでは始めよう。 氏の生前、一部ディープな界隈では「MAKIさんの下僕、東のMEZA(目崎くん)と西のウラタ」と称され、可愛がって頂いていた自分としては、 この時期になると様々なことを思い出すのだけれども、 ふと「MAKIさんが本気で怒ったことってあったかな」 と、記憶を辿ってみる。 すると、確かにたった一度だけあった。 それは、MAKIさんの後輩がパワハラに遭った、という話をしていた時のことだ。 「男がなんでそんなダサいことができるんだ、許せねえ」 と、怒りに震えていた事を今でも鮮明に思い出す。 同時に、自分の記憶の中のMAKIさんは己の事でなく、目をかけた他人のために本気で怒ってたんだな、と気づかされる。 思わず強調してしまうが、 自分のことではない。 そこが、いかにも優しいMAKIさんらしい。 自分との酒席で交わす主な話題は音楽、歴史、なんだかよくわからないこと、そして、ライムスター。 とりとめのない会話の中「なんでこんなこと知ってるんだ?」 そう思わされた瞬間は数知れず。 氏が興味を抱いたあらゆる分野に対しての造詣は、途轍もなく深い。 そして良い調子で盃を重ねた際の、いつもの口癖は「分かってない、キミは本当に分かってないよ」「女の子には優しくしろ」「佐々木くん(※宇多丸さん)はさあ」 朝が近づくにつれ、氏は次第に呂律が回らなくなってしまうのが常だったけれど、ふと酔いが冷めたのか一瞬真顔になった時には、いつも人の心配をしていた。 曰く「ウラタくん煙草やめたほうがいいよ、オレ本当に言ってんだよ」「オレを東京から呼んでキミが赤字になってたりしない?」 思うにMAKIさんの根底にはいつも気にかけた他者への優しさ、人間愛があった。 そして、あれから5年。 生前のMAKIさんについて語る時は、皆、どこか笑顔だ。 頭が現実を拒否していたのか断片的にしか記憶がない、あれだけ哀しくてたまらなかった通夜の当日さえ、夜通し様々な逸話を耳にした自分は心で泣きながら、確かに笑っていた。 人は必ず死ぬ。 自分がいなくなった後、この世にどんな痕跡を残すことができるのだろう? ふと、そんな事を考えた。 MAKIさんはこの世にはもう存在しない。 それでも、未だに残された皆を最高の笑顔にしてくれる。 それは人としてなんと美しく、尊いことなんだろう。 そして、MAKIさんという男の一生は、自分の人生観にも多大な影響をもたらしている。 振り返るに90年代後半、大学を卒業しながら真っ当な職に就けず、「DJ」という業を続けてしまった自分には、長らく心の奥底に尖った棘のようなものが刺さってしまっていたように思う。 「まだDJなんてくだらないことやってんのか」との有形、無形の呆れた視線、声。 家賃は滞納してもレコードだけは買い続けるような狂気の日々。 当時の自分の心境は、ちょうど氏のこんなリリックが相応しいだろう。 「幸ナシ 金ナシ 勝利ナシ このまま行けばヒップホップ浮浪者」 "NANJAI" キエるマキュウ 寝る前に天井を見上げながら「自分は人生の選択を誤った。Hiphopなんてものに出会わなければ良かったのかも」 そう思ったことは一度や二度ではない。 DJをしている間だけはとにかく楽しいが、帰宅してふと冷静になれば自らの選択に疑問を感じ、将来を悲観していたあの頃。 そんな中、MAKIさんに出会えたことは決して忘れることのできない、自分の半生におけるハイライトとなった。 その後 「信じ難いが、どうも自分は文章を書けるらしい」 様々な偶然が重なりライター稼業を始めて以降、事故のような幸運も続き、気がつけば生活には困らなくなっていた。 そんな中、MAKIさんは唐突にこの世を去った。 ふと、氏と出会った頃の20代の自分を思い出す。 あの頃、自分を悩ませていた「Hiphopにさえ出会わなければ」との思い。 今になって考えてみると、どうだろうか? あの時、DJを辞めていたならば、MAKIさんには出会えたのか? 答えはノーだ。 その時、自分の心の底にあった棘は消え去った気がした。 若き日に戻れたとしても、何度でも同じ選択をしたい。 DJを辞めなくて本当に良
List Mantarou Holla posts